COLUMN 古墳時代の土器を買った話 2023.03.18 「器のこと知りたいけど、どっから手つけたら良いかわからへんくて……」と銀座で小籠包をつまみつつぼやいていた私に、「ほんなら、いっぺんうちの職場来てみたら?」と大学時代の友人。 聞けば、彼が学芸員とし ... #craft Lifestyle
COLUMN 続・50歳の私へ 2022.04.5 まだ我が家にパソコンがなかった頃だから、あれは7、8歳頃の記憶だろうか。1999年7の月に地球が滅亡するというノストラダムスの大予言に怯えていた私は、毎晩眠りにつくまで付きまとう死の恐怖を紛らわす ... Radio Osaka Internet
COLUMN SNS時代の求愛方法 2021.03.2 ブルックリンの自宅で開催したごく小規模な食事会でひとり、沈黙を守る女性がいた。 その会の参加者はたった4人であるにもかかわらず、友人に連れて来られた彼女は場の空気に馴染めないのだろうか、ち ...
COLUMN 晴れた日に、傘を買った話 2020.07.10 三軒茶屋から徒歩10分のところに借りていたマンションの窓枠には、これでもかというほどビニール傘が並んでいて、手の届かない奥にあるものほどしっかり黄ばんでいた。 雨が降っていたらそこからマシなものを一 ...
COLUMN 美しくあること、とは 2020.02.18 (文章・写真:塩谷舞) 20歳の頃から、自分の感性が美しいと思うものを、ずっと避けていた。 当時京都の芸大生だった私は、「美大生・クリエイターのための」と謳ったフリーマガジンを ... Physical Life Workstyle
COLUMN 「ここじゃない世界」に行きたかった アイルランド紀行 2019.07.29 「じゃあ、アイルランドはどうですか? ダブリンは良い街ですよ。少し雨が多いけど……」 留学先を探していたとき、そう提案された。 他の候補地はどこも魅惑的なビーチやナイトクラブが自慢で、開放的になりきれ ... English Ireland Life overseas Education Society
COLUMN 弟の話 2019.07.1 (文章提供:大阪市在住 男性) 弟の話だ。 古い話なので、少々時代錯誤なところがあるかもしれないが、思うことがあり、少し書いておきたい。 私の4つ下の弟は、軽度の知的障がい ...
COLUMN アーティスト・イン・レジデンスか、公募展か。アーティストとして生きていくためには 2019.01.21 はじめまして、アーティストの松浦知也です。今は修士論文を書いているところです。いや、修論に詰まった合間にこの原稿を書いているところです。 締切1週間前にして全然終わる気配のない論文を見返しながら、 ...
COLUMN 私の故郷はニュータウン 2018.12.14 文章: 塩谷舞 「大阪万博のすこし前に、田舎からここに越してきたから」 「あの時は、外国の人がほんまに、ようさんきてねぇ」 小学校の頃、「地域のおとな」に話を聞こうというフィールドワークで、おとなた ... Life Osaka
COLUMN 歯 2018.12.3 文・絵 中山 晃子(@akikonkym) 「外科手術ですね。紹介状を書くので病院に行ってください」 そう言われて、頭を抱えた。1年も先延ばしにしていた、左右の親知らずの抜歯だ。 言い訳をするな ... Imagination Physical