メディアを始めます、だなんて聞き飽きたとは思うのですが

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こんにちは、塩谷舞です。

やるぞ、やるぞと、やるやる詐欺を半年ほどかましておりましたが、ようやくお披露目できるところまで整いました。

milieuと名付けました。ミリューと読みます。語感がポケモンみたいですね。

語源はフランス語で「中心」や「センター」英語だと「環境」というような意味合いになるそうです。

どうしても必要だから始めます

最初の投稿なので、このメディアで何をするか…だなんて大義名分を語りたいなとか思ったのですが、とてもシンプルで。とにかく、必要だから作った。それに尽きます。

2015年の春からの2年弱。私はフリーライターとして、PRとして、いろんな場所で、たくさんの記事を書いては広めて、書いては広めて……という仕事をしてきました。

  • 「これを広めてほしい」という課題を受け取る。
  • その課題に対して、一番効きそうなメディアを探す。
  • メディアの運営者さんに連絡して、相談させてもらう。
  • そのメディアの記事を読み込んで、そこのお作法に習って記事を書く。

……という感じで。課題解決の連続です。

課題も、それを解決する手段も、ターゲットも変わるから、書かせてもらうメディアも変わる。

メディアが変わればキャラクターも変わるし、言葉尻も変わるし、なんだかカメレオンみたいだなぁ、と思ってました。

加えてゴーストライター業もけっこうやっていたので、「私が書きました!」と表に出していないものもたくさんありました。尊敬する他人に憑依しながら文章を書くことは、自分の表現の可能性を広げる助けにもなり、視野も広がり、楽しい仕事なのです。

アメリカだとスピーチライター、と呼ばれるそうですが

でも、そうして憑依ばかりを続けてると、やっぱり少し疲れることもあり。

疲れてくるときまって、感情や思考を整えるためにブログを書くのだけれども、そんなフワッとしたもののほうが支持してくれる人が多かったりする。

尊敬するクリエイターからも「あなたの気になるものが知りたいのです」と言ってもらえて、それが発言することへの自信にもつながる。

「あぁ、便利屋さんじゃなかったんだな」と、すこし嬉しくなる。

だからもう、誰かの色を演じるのはやめて、「頼まれたから」という理由に依存しないで、自分の色でしっかり、自分の場所を作らなきゃいけないな、と思わされました。

自分の庭を作って、丁寧に草花を育てて、そこに信頼できる人たちを招待して。楽しみに待ってくれている人に、嘘のない感情や、美しさや、知らなかった世界や、いろんなものをしっかり伝えていけたらな、と。

だからメディアを始めなきゃな、と。生まれつき志が高い人間ではないけれども、どうしても必要だから始めます。

「私はこれが好きです」と表明することは、私にとってはすごく恥ずかしいことなんですが。

そろそろ自分の輪郭をハッキリ決めて、好き嫌いもキッパリ伝えて、信じられるものをちゃんと見つけて信じていこうと思います。

ひれ伏したくなるような作品が生まれる現場を

コラムも書くだろうし、インタビューもするし、ニュースのようなものも(まずは個人運営なので、定量発信は出来ないけれども)やっていくとは思います。

ただ何よりも、一番やりたいことは、歴史に残るような作品が生まれるその現場の熱量や思考をそのまま伝えてたいな、と。

わかりやすく言えば、映画のパンフレットのようなものかもしれない。

でも、あれって映画を観た直後に、脳内に焼きついたシーンを反芻しながら、噛み締めながら、読みたいじゃないですか。2週間後に読むのでは、すこし遅い。

一方、「ネットで話題」のPVや作品の裏側は、バズった瞬間にはなかなか読めない。1週間後にたくさん、それはもう多すぎるくらいに各媒体でインタビュー記事が出てきたりするけれども。

(BuzzFeedさんやwithnewsさんは、ぶっちぎりで速くて面白くてすごいなぁ、と思う…)


“OK Go来日インタヴュー:ネット時代に音楽をマネタイズするには「走るのを楽しめ!」(GIZMODO)”

こちらは、かつてGIZMODO JAPANで発表されたOK Goのインタビュー。

原野守弘さんらとOK Goが作り上げた話題のMV、公開と同時にその裏側を記事していました。私はその頃会社に勤めていたけれども、仕事中にもかかわらずMVのあまりの素晴らしさに驚愕したあと、舐めるようにこの記事を読んだことを覚えてる。

あぁ、こんな仕事したいな、って。

だからここでは、ひれ伏したくなるような作品が世に生まれるその瞬間に、そこにある熱量も、舞台裏も、余すところなく伝えられる記事を出していきたい。舐めるように読んで欲しいんです。

サブではなくて、メインストリーム

親戚や、初対面の人に仕事内容を聞かれて「アートや、カルチャー系の記事を書いてて……」と説明すると、「あぁ、サブカルね」と言われることがあります。

その「あぁ、サブカルね」には大した意味合いはないんだと思うけれども、そのたびに私は「いや、私の中ではサブじゃなくて、メインストリームなんすよ!」と言いそうになる。面倒な人になるから言わないけど。いや、言えればいいんだけど。

尊敬するクリエイターたちが作っている世界は、彼らの見えている場所は、カルチャーの、文化の産まれる、スタートアップシーンだと思ってる。

だから、「中心」「センター」って意味の”milieu”というメディア名にしました。

スタートアップが生み出したFacebookやLINEが世界中のライフラインになったように、私の尊敬するクリエイターが作るものが東京の、日本の、世界の誇るべき文化としてこれからのシーンを築いていくだろうし、その状況はしっかり残していかなきゃいけない。

だからこのサイトには、素晴らしいクリエイティブのことをたくさん紹介して、広めて、残していきます。だから1000年分くらいのサーバー費用を前払いしておきたいくらいです。どうか消えないでインターネット!

Webメディアなんて無数にある中で、毎日毎日ローンチされていく中で、「メディアを始めます」だなんてもう聞き飽きたとは思うのですが。まずは、最初のこの記事を、最後まで読んでいただけて嬉しいです。

まだ1日目なので、1本目しかありませんが、これからもゆっくりと、ご愛読いただければもっと嬉しいです。

本日から末長い付き合いになれば、それ以上の幸せはありません。

塩谷舞 (@ciotan

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