人間は、知らないことを知るという、喜びの生き物だから
2018.03.30
Text by 塩谷舞(@ciotan)[PR]
5歳の頃。
姉たちが小学校に行った後、母と二人だけで過ごす朝のささやかな楽しみは、朝ドラだった。
当時放送していたのは『ええにょぼ』という女医さんの物語。母は薬剤師なので、ドラマの状況を解説してくれて、なんとなぁく理解していた気がする。
家族揃っての夕食時は、もっぱら野球だ。流行りのドラマを観たい姉と、野球一択の父は、毎晩のようにチャンネル戦争を繰り広げていた。勝つのはまぁ、だいたい父。選手の名前を、私たち三姉妹にしつこく教えてきたものだ。
さほど興味がないものでも、無意識のうちに視界に入ってきては、自分の知識に変わっていく。
家族と過ごすって、そんな感じだった。
でも、私が大学生になった頃から、家族でチャンネル争いをする日常はなくなっていった。
それぞれが自分の端末で、好きなコンテンツを、好きな時間に、好きなだけ楽しめる。そういう時代になったから。
還暦を過ぎた父は一人のんびりと、テレビを独り占めして、野球を見ている。
私はもっぱらSNSだ。野球選手の名前は、もうさっぱりわからない。
NHKで番組制作を手がける井上智広さんは、こう語る。
「公共放送ってことに、僕らはやっぱり誇りを持ってやっているんですよ。でもね、公共という言葉自体がもう、ほとんど、死語になっているような気すらするんです。
公共って、パブリックって、一体なんだろう、って。
パーソナルだ、パーソナルだ、と。みんながみんな、そう口にしますからね。
お茶の間で家族みんなが同じ番組を見る……もうそんな時代じゃないってことは、否めない事実です」
井上さんはかつて、東京大学の大学院で地震学を研究していた。研究室では、社会を地震の被害から守るために……という思いで地震にまつわる知識や研究を深めていた。
しかし、あることをきっかけに、研究と社会の間の大きな溝に気づかされる。1995年のこと……阪神淡路大震災だ。
被災された方々と言葉を交わす中で感じたのは「研究者でも分からない、答えられないことがある」という事実が、社会には理解されていないことだった。
科学の現状と、人々が抱く「科学者」への理想との間に、大きな溝があることを痛感したのだ。
「最新の科学で解明されていること、そしてまだ、解明されていないことも。広く正しく伝えていかなければ」
東京大学の博士課程を中退し、「広く、正しく、伝える」ための場所を考えた。志望したのは、NHK。科学番組の作り手となることが、彼の目標となった。
——それから20年。
彼が今手がけている番組は、NHKスペシャル『人体 神秘の巨大ネットワーク』。
彼は大学院時代の目標通り、長らく科学番組の制作現場で働き続けてきた。今は「メディア側」の人間として、研究者たちと協力しながら、科学を広く、正しく伝えるための試行錯誤を続けている。
実はこの番組の歴史は長い。同シリーズ『驚異の小宇宙 人体』が最初に放送されたのは、井上さんもまだ入社していない、28年も前のことだ。
久石譲が音楽を手掛け、谷川俊太郎がオープニングに詩を添え、タモリがMCを務めるという歴史に残るような超豪華な布陣だった。そして当時はまだ珍しかったCG技術を用いて、体内の様子が色鮮やかに伝えられた。科学の情報はもちろん、その「芸術点」の高さは、日本中のお茶の間で話題になった。
そして、2018年。
MCを務めるのは、やっぱりタモリさん。28年前と変わらない。
一方、大きく変わったのは、科学情報を彩る表現だ。番組内のCG技術だけではなく、表現はテレビを飛び出し「体験型」へと変化した。
上野の国立科学博物館で開催中の特別展「人体-神秘への挑戦-」では、そのフィナーレを番組内容と連動した音と光のインスタレーションが飾り、来場者を驚かせている。
銀河系のように浮かぶのは、脳や腸など、様々な人体の内臓だ。
28年前と同シリーズの番組だが、28年前とは、メディアの在り方はまるで異なる。
「研究者の知識を、広く正しく」伝えていくために、2018年の『人体』では、何をどう届けていくのか?
煌めく銀河のような空間で、お話を伺った。
科学は、今日「本当」だと思っていたことが 明日「嘘」になる
——先ほど、展覧会を拝見してきたんですよ。 いやぁ、胃から腸から心臓から赤ちゃん誕生まで……ボリュームたっぷりで、正直今、すごく疲れてます(笑)。けど、なんだか久々に真面目に知識を仕入れて、達成感すら感じます……!
井上:お疲れ様です! なかなかのボリュームですよね。
——すごく面白かったです。というか、びっくりしました! 私が子どもの時に教科書で習ったことと、全然違う事実が紹介されていて。
井上:メッセージ物質の発見について、でしょうか。
——それです! 実は脳みそだけが人体の司令塔ではなかった……という話。内臓がそれぞれメッセージ物質を放って、それぞれ会話してる……? んですよね。
——私が勉強していた頃は、脳だけが司令塔だったはずなのに……。教科書も変わってるんですよね、これ。小・中学生のお子様を持つお父さんお母さんは絶対におさえとかなきゃ、「ママ、それ違うよ!」ってバカにされそう。
井上:はは、そうですね(笑)。
『人体』に専門家としてご出演いただいている京都大学の山中伸弥先生も、『科学は、今日本当だと思っていたことが、明日嘘になる』と仰っていましたしね。
——今日の本当が、明日の嘘。
井上:はい。これはもう揺るがない真実だ! …ってことが突き崩された時に初めて、科学は次のステップに進む。その繰り返しなんですよね。山中先生曰く、『とにかく教科書を信じるな』と。
——えぇ。ほう……うーむ、でも、そう言われても、子どもの頃に覚えたことって、なんかもう刷り込まれちゃって! 疑いの余地がないというか……。
井上:刷り込まれちゃいますよね。だからこそ、山中先生のような第一線の研究者の方が『信じるな』と仰るのは、すごいことだと思うんですよ。
一時的に盛り上がって話題になったとしても、結局、心に残らない
——確かに……。
この『人体』シリーズは山中先生しかり、専門家の方々と科学番組を作られてるわけじゃないですか。専門家の方の知識を「広く伝える」が井上さんたちの役割だと思うのですが、実際のところ、今の時代にはそこがどんどん難しくなってきているのでは? …と思っていて。
井上:そうですね。まさに、そこが一番苦労するところです。番組でもあらゆるシーンで、受け入れてもらえやすいような工夫はしていますし、今回のこちらの展示も、まさにその「広く伝える」一環ですね。
ただね、科学の情報を、わかりやすく面白く伝えるために、どこまでデフォルメしていいのか。そこのさじ加減を間違うと、全部が台無しになってしまいますから。そこは本当に、気をつけなければいけません。
——盛り上がればOK、というものではないですもんね。最近はWeb動画でも、面白おかしい内容で動画の再生回数はめっちゃ伸びたけど、結局何を伝えたかったの?! みたいなものとかも多いし、下手すると過度な表現で炎上してしまったり……。
井上:それはテレビも含めて、自戒すべきことではありますよね。
ただ面白おかしく作って、一時的に盛り上がって話題になったとしても、結局のところ、心に残らないんです。やっぱり本当に心に残るものっていうのは、ちゃんと納得したり、腑に落ちたりするところがないと。
人体展のこの部屋の展示にしても、感覚的な展示に見えて、実は全て科学的に解明されていることに基づいています。
お子様も大勢いらっしゃるのですが、「小学生が観るのであれば、このくらいの内容じゃない?」って僕らが勝手に解釈して、レベルを下げてしまってはいけないんです。子どもって、実はすごく食らいついて、本質を理解しようとしていたりする。あなどれないんですよね。
——子どもにとっては、この部屋は特に感動するでしょうね。人体模型の展示よりも、やっぱり鮮やかなぶんだけ、記憶に残りそう……。
子どもの頃に見たテレビ番組に憧れて、専門職の道へ
——その話でいえば。今回この作品のプログラミングを担当されたSaqooshaさんは、それこそ、子どもの頃から『人体』への思い入れがあると仰っていましたが……。
Saqoosha:はい。えっとね。なんだか、嘘みたいなよく出来た話なんですけどね。
Saqoosha:僕、中学生の頃にNHKさんの『人体』を観て感動しまして……。感動したのは、科学の内容よりも、CGの表現やったんですけどね。それがきっかけで、CGの勉強を始めたんですよ。中学生の頃でした。
井上:えっ!それはそれは、光栄です。まだ私が入社する前ですが。
——いや、なんだかそれは、本当に嘘みたいな、よく出来た話ですね(笑)。中学生の頃に影響を受けて、デジタルでの物作りを始めて……それが今、一線で活躍するエンジニアに成長されて『人体』に関わっている。いやぁ、よく出来た作り話みたいだなぁ〜〜…。
Saqoosha:ですよね(笑)。それがホンマなんですよ。ホンマ。
——ホンマなんですね。更にすごいのが、今回の『人体』で案内役をされている山中先生も、昔の『人体』シリーズの熱心な視聴者だったとか。
井上:そうなんですよ。『人体』は山中先生がまだ研究者になったばかりの頃、とても楽しみに観てくださっていた番組だったそうで。その原体験があり、今回はお忙しい中、引き受けてくださったんですよね。
実際、山中先生より下の世代にはたまたまテレビで観た『人体』シリーズに感動して、研究者になったという方も多いと聞きます。
——マスメディアが人の興味を掻き立てて、研究者が育っていくというのは、本当にすごいですよね。一般大衆向けのものでありながら、そういう専門家への道にも繋がってる……というのは。
科学番組を作るために、メディア側が知っておくべきこと
——ちなみに番組を作られるときって、一体どれくらいの専門書を読まれるんでしょう? これだけ専門家に協力していただく中で、知識がないと話を聞くことも難しそう……。
井上:専門書……というよりも論文ですね。本に書かれていることっていうのは結構もう古いことだったりしますから。最新の研究を探すには、まずは論文を検索して、そこからまた別の論文が紹介されていて……というのを辿っていくと、面白い研究をされている先生を発見する。そんな先生に会いに行って話を直接聞いてみると、さらに、論文にすら書かれていない、その先生だけの研究があったりするんですよ!
——それ……NHKの番組ディレクターさんなら、みんな当たり前にやってることなんですか?
井上:いや、局内でも珍しいかとは思いますが。でもね、科学番組はとくに、そこまで辿り着かないと、番組にはならないですね。
——へぇぇ……しかも論文って英語ですよね。なんだか、そこまで苦労されて作ったものを、美味しいトコだけ見せてもらってると思うと、ありがたみが増しますね……。
井上:そんなことは言わず、ソファに寝っ転がりながらも見れるような番組にしてますから、気軽に楽しんでいただきたいですね。
谷口:いやぁ、NHKさんの番組作りはすごいですよね。
やっぱり基盤となる番組がしっかりしてるので、僕たちもすごく作りやすかったですよ。「広告だから」とか「商品を売るために」って、変に曲げて伝える必要なんて一切ないですし。
——谷口さんは、このインスタレーション『NETWORK SYMPHONY』の企画をされたんですよね。これは「メッセージ物質」が体内で騒がしく鳴る様子を体感できるものですが……他にもアイデアはあったんですか?
谷口:色々ありましたよ! 「生命の誕生」という放送回がありますので、上野公園から国立科学博物館に向けて「精子くん」たちのレースを開催しようとか……
体の中は、驚くほど美しく、騒がしい
——ほう…それは却下された訳ですね。却下されそう。でも、やっぱり国立の博物館でここまでエンターティンメント色の強いインスタレーション作品が作られることも、かなり珍しいですよね。
井上:そうなんですよね。国立科学博物館さんとしても、このようなデジタル作品をメインの展示会場に設置するというのは、かなりの挑戦だったと聞きました。
——ですよね。だってここ、会場の一番奥の大きな部屋で……ルーヴル美術館でいう「モナリザ」コーナーじゃないですか?
本来なら海外から取り寄せた珍しい標本とか、そういうメインディッシュを置いておくべきところを……。
井上:当初はね、展示に使う予定だったんですよ。ただ博物館の方々も、我々同様、新しい試みをしていく必要があると思われたようでして……。
——なるほど。ここは写真撮影もOKだし、インスタ映えスポットだなぁ、って思っていました。さっき友人と、360度カメラで撮影したら、めっちゃ良い感じに映えました(笑)!
井上:おお、スゴいですね! でもこうやって、「わ、きれい!」と、まずは感性で観てもらえるのが一番だな、と。
人間の脳って面白く出来てるんですよ。「何を覚えて何を忘れるか」という取捨選択の判断基準の1つとして、「その出来事に出会った時に、どのくらい感情が揺れ動いたか」というものがあるそうなんです。
だから、すごく驚いた、笑った、悲しかった……そういう感情を揺さぶらせた時の出来事は、ずっと残っていくそうなんですよ。ですから展示の最後には、こうした感覚的な作品で、祝福してあげたいですよね。
——祝福?
谷口:展覧会で出てくる展示内容は、僕たちの、自分の体のことですからね。
それを文字で読んで、脳では理解しているけど、自分自身の体の中がこんなに騒がしくって美しい、ってことを祝福する場所としてね。感じて帰っていただければな……と。
井上:そう感じていただければ、嬉しいですね。ですが残念ながら、上野まで来て、体験できる方の人数はどうしても限られてしまいます。
そこで今回はdot by dotさんにこの展示のWeb版も作っていただきましてね。同じ体験を上野に来ずとも、Web上でも体験していただけますし、楽しみながら知識が深まっていけば……という期待をしていますね。
人間は、知らないことを知る、喜びの生き物
——もはや番組プロデューサーは、番組だけを作る人じゃないんですよね。SNSやネットにも種まきをして……
NHKさんも「番組を作る放送局」というよりも「知らないことを私たちに知らせようと、あの手この手で企む組織」みたいな感じですね。これなら、私たちの世代にも、SNSでうっかり目に入って来るかもしれないですし。
井上:結局は、科学者の仕事って、普通の人にはできない情熱と時間をかけて、わからないことをわかるようにしていく…というプロフェッショナルなんですよね。でもそこで発見されたことを、もっとみんなが楽しんだり、驚いたり、そういうことが起きて欲しいな、と思っておりまして。
人間ってやっぱり「知らないことを知る」ってことに喜びを感じる。知れたことが嬉しい、そういう喜びの生き物ですから。
——喜びの生き物?
井上:はい。それは自分の関係していることだとか、してないことだとか、自分が知ろうと思うかは別にしても。結果として、知れたことが嬉しいと感じる。そういう生き物だと思うんです。僕たちは、そこをくすぐっていきたい。科学を知って、楽しんでもらいたい。
今はSNSだったり、インターネットの流れの中で、人の求めるニーズが多様化しているのは間違いありません。
昔みたいにお茶の間で、家族でちゃぶ台囲んで同じ番組を見る……っていう時代じゃないことは否めない事実です。
ですから、同じ情報でも、色んな切り口で少しずつ味付けを変えながら、あらゆる世代の方が受け取りやすいパッケージにして、届けていく。これからは、そういう接点を増やしていくことが、必要になってくるんでしょうね。
——家族の中心にあったテレビは、確かにここ数年で、ずいぶん立場を変えていった。
でも、時代が変わっても、彼らは私たちに「知らないことを知る」喜びを提供しようとしてくれている。ある時はSNSで。ある時はもっとフィジカルな体験として。
「普段めったと一緒に仕事をすることのない、デジタル領域のクリエイターの方々とお仕事できて、本当に刺激になりましたよ!」と振り返る井上さん。
この展示を体験した子どもたちは、どんな夢を見るのだろうか。
Saqooshaさんのようにクリエイターを志したり、山中先生のように研究者を志したり……そんな未来への種まきが、この場ですでに、始まっているのかもしれない。
公共という言葉が、死語になりつつある今の時代。
それでもなお、知らないことを知る喜びを、真摯に、柔軟に、提供し続ける人がいる。
春の上野は、観光にぴったり。パンダもいいけど、桜もいいけど、博物館も悪くない。
邪魔だと思っていた脂肪も実はメッセージを発する、だとか。食欲と性欲が、同じメッセージ物質によって支配されている、だとか。
あなたの体の中は、今も騒がしいメッセージ物質が飛び交っている。
「酸素がほしい」「若さを保って」「争いはやめよう」「子作りに励もう」「ごはんだ!」
——自分の体の中で、他には一体、どんな会話が繰り広げられているのか?
知らないことを知る、人間らしい喜びを。春の上野で体験してみるのはいかがでしょうか。
▼展覧会情報
特別展「人体 ー神秘への挑戦ー」
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
会期:2018年3月13日(火)~6月17日(日)
休館日:月曜日
※3月26日(月)、4月2日(月)、4月30日(月・振替休日)、6月11日(月)は開館
開館時間:9:00~17:00(金、土は20:00まで) / 入館は閉館の30分前まで
4月29日(日)、30日(月・振替休日)、5月3日(木・祝)は20:00まで
5月1日(火)、2日(水)、6日(日)は18:00まで
※開館時間や休館日については変更する可能性があります。公式サイトでご確認ください。
タモリ×山中伸弥「驚き!人体解明ヒストリー」
放送:2018年 3月31日(土)午後7時30分〜午後8時45分(NHK総合)
大反響のNHKスペシャル「人体」で司会を務めたタモリ×山中伸弥の名コンビが再登場!東京・国立科学博物館で開催中の特別展「人体」に集結した、人体解明の歴史を彩るお宝の数々に驚嘆しながら、過去の偉大な科学者たちの驚きのエピソードをひもといていく。
Photo by 矢野 拓実(@takumiyano_)
Special thanks 山科ティナ(@tina_yamashina)& はましゃか(@shakachang)
[PR] 提供:NHK
Client / Planning:NHK
Planning / Production:dot by dot inc.
Production:アーケ株式会社
Production:株式会社ビートニク
Production:株式会社アートビークルー
ALL PROJECT
Chief producer:井上智広
Chief producer:浅井健博
Chief producer:田中良憲
Planner:小國士朗
Planner:服部竜馬
Planner:碓井俊太朗
Researcher:坂元志歩
Researcher:東島由幸
Producer:富永 勇亮
Producer:関 賢一
Creative Director:谷口 恭介
Technical Director / Programmer:Saqoosha
Director / Sound Designer:ながしまみのり
Designer:高谷 優偉
Assistant Producer:福地 諒
Assistant Director:油木田 大祐
Assistant:小野 里夏
EXHIBITION
Technical Director:筒井 真佐人
Technical Director / Engineer:高花 謙一
Assistant:昆野立
Chief Designer:山田 旭
Designer:米田 智之
Props:林 武広
Voice Casting:Reco
Voice:ほた かける
Voice:のりゆき
Voice:景浦 大輔
Voice Director:岡田 修平
WEB (access)
Visual Artist:Murasaki
Front-End Engineer:小川 哲郎
MOVIE
Director:肥留川 宇志
DP:小倉 雄
AC:木村 洸太
Cast:はましゃか
Cast:山科ティナ